Bio
古山 憲正 - Kensei Furuyama 1998年生まれ 福島県いわき市出身 高校生より東南アジア、南米、一人のバックパッカーとして旅をし日本での暮らしでは味わえない世界に魅せられる。 一年間イスラエル、デンマーク、イギリス各国の共同体、エコヴィレッジ暮らしを体験し、暮らしで必要な農と住についての技術を学び、実践を繰り返している。 2021年より山梨県北杜市の山村を拠点とし「0site」をはじめる。 生きる ように仕事をし、暮らしていく 「空◯蝉」を妻とはじめる。 現在は一児の父親で家族と山羊二頭と暮らしている。
Message
東京に住んで、がむしゃらに夢を追いかけていた20歳の時、アウトドア体験や畑体験を通して、息抜きをさせてもらいました。忘れかけていた「大切なこと」を思い出し、それを取り戻し、東京にはないまた違う心地よい時間を過ごしました。あのときは、いつも頭でいろいろなことを考えてばかりで、心身共に苦しくなりました。都会の「効率重視のスピード感」や、「生きることが仕事」という価値観を優先し、自分の生き方を考えず、立ち止まることができず、人対人の対比を感じながら、ただ都会のスピードで生きることがとても大変でした。都会の人工的な空気から抜け出して、畑、森に出ると、「無」になれましたし、自分の身体も楽になりました。 畑体験やアウトドア体験では、畑や森の中を散歩することだけでなく、火を見ることでのやすらぎや、みんなで食卓を囲んでおいしいものを食べることの美しさを感じることができます。そこでは初めて出会った人も、「ありのままに」打ち解けることができます。 いま、都会に住んでいて同じような悩みを抱えている方々に、自然やアウトドアを体験していただき、リフレッシュしてほしいと強く願います。また、昔あたりまえに大切にしていたこと、効率優先の現代社会で失われてしまったことを取り戻していく、修復していくことも、ぜひ体験していただきたいです。頭だけで考えずに、体感する体験を提供していきます。
Guide Q&A
Q: 自然の中で最も印象に残った体験
自然の中で印象的な出来事は、もちろん数多くある。その中でも、人生に迷い苦しんでいた20歳の僕を助けてくれた、イスラエルへ旅をした時のこと。イスラエル南部の砂漠で暮らしていた時のこと。荒れた砂漠に薄々と生い茂る草木。人間がそこで豊かに暮らすために、家やプール、食堂、礼拝堂、パーマカルチャー農地、牧場、人工芝のサッカー場を整備。ある日の夕方、灯台のような建物に一人で訪れ、座って周りを眺めた。ヨルダン国境付近の砂漠のコミュニティの背後には、隣国であるヨルダンの美しい山々の影が映っていた。午後6時ごろには砂漠で暮らす人々が数十人で歌を奏で、肩を組みながら踊っていた。日が暮れるとともに、少しずつ暗くなっていく自然と人間の調和した暮らしが、何より美しく、とても感動した。
Q: ご自分にとっての自然とは何か
なくてはならないものであり、僕らの根っこの部分。頭で考えずに立ち止らせてくれるもの、有限であるものだが、僕ら人間に無限の可能性を教えてくれる、生きるうえでの教科書。
Q: 自然から教わったこと
生きることは死ぬことであり、死ぬことは生きることであるということ。有難う。この世のもの。
Q: お客様には、 ご自分が案内した体験から何を得てもらいたいか
頭だけで考えずに、体感することをぜひ体験してほしい。今目の前で起きていることに、耳をかた向けて。何かと比べる社会から一歩踏み出して。自分らしい人生を自分で選択できるようになり、豊かさを感じる暮らしを歩んでいけるようになっていく。以前は聴こえなかった声が、少しずつ聴こえてくるようになる。自然は、あなたが思う豊かな方向へと導いてくれます。